Feb 6, 2011

ジッパーのこと


今日はtortoagoで採用しているダブルジップのお話です。

通常ファスナーの開閉距離が長い場合などは、一本のファスナーに2個のスライダーを付け、下の写真の様に中央から外に向かって開くようにします。

こうすることで、ある程度の大きさがあるバッグはいちいちファスナーを全開にしなくても済みます。



一方、バッグの口のサイズがさほど広くない場合は、ファスナーの開閉距離が短いのでスライダーは1個で事足ります。

ところがスライダー1個の片方開きの場合、ミシン縫製の構造上の問題で、下の写真の様にファスナーエンドを長くし、尻尾のようにバッグからはみ出させなければなりません。

(少し分かりにくい画像ですが)

このはみ出させた部分がデザイン上非常に邪魔になる時があります。


過去にこの問題にぶつかり、考えました。

ファスナーはそれだけでかなりのインパクトがあるので、せめて両端をスッキリとおさめたい。

そこで採用したのが下3枚の方法です。




通常ダブルジップは、前述のようにセンターから外に向かって開ける構造ですが、こちらではスライダーを両端に付け、どちらからも開閉可能にし、はみ出していた部分もスマートに解決する事ができました。

今では洋服でこの構造のダブルジップをよく見かけますが、当時は常識的に、また両開きファスナーのクオリティー自体の問題を考えて、スライダーの動きがスムースにいかないだろうという思い込みがありました。


これらのデザインでファスナーエンドがはみ出していたらおかしいですよね?






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