Jan 18, 2011

「なめす」という意味

皆さんも「皮をなめす」や「なめし革」など、「なめし」という言葉を聞いた事があると思います。
今回は、この「なめし」とはどういう事かを簡単にお話します。

面白くも何ともない話ですが。


動物の皮は柔軟性に富み、しかも大変丈夫なので、そのまま利用できれば都合が良いわけですが、生憎皮は肉と同様、動物から剥ぐとすぐに腐ってしまいます。

また、そのまま干すとカチカチになってしまいます。

そこで、樹液や様々な薬品を使って、皮が腐ったりカチカチになることを防ぐ方法が考え出されました。

その方法を「なめし」と呼びます。

したがって、なめされていないものを「皮」と呼び、なめしたものを「革」と区別します。

つまり、「皮」を「なめし」たものが「革」になる、という意味です。



まだ布を用いることを知らなかった古代の人間は、
動物の皮を剥いで衣服などに利用していました。

当然今のような科学が生まれる前のことですから、
口の中で皮をクチャクチャ噛んでなめしていたそうです。



ご苦労なことです(苦笑)


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